CBDオイルとは?

今回はCBDオイルについてです。

 

そもそもCBDオイルって何?という方も多いと思うので、簡単にご説明をします。

 

CBDオイルとは

CBDとは大麻の成分の一つで「カンナビディオール(Cannabidiol)」の略です。

「‎カンナビジオール(CBD)は、大麻サティバに含まれる非精神活性カンナビノイドです。II CBDは、虐待や中毒の潜在的なリスクを示す効果を示さない。世界保健機関(WHO)は、2017年現在、CBDを非薬物物質として分類し、医療用途に適しています‎。

‎THC含有量が0.2%未満の大麻サティバまたは「工業用大麻」は、ほとんどのヨーロッパ諸国および国際的に誘導体の栽培および生産が承認されています。イタリアでは、大麻の栽培は2016年から認可されています(法律n.242)。‎

最近、栄養補助食品のようなCBDは、健康にとって重要な繊維、マグネシウム、カリウム、抗酸化物質が豊富であるというその特性のおかげで成長しています。特にいくつかのスポーツでは、疲れた筋肉と戦うのに効果的に役立ちます。」

引用:エネクタ社 「What is the CBD」

 

大麻と聞くと「ドラッグでしょ?幻覚を見たり、狂暴になったりしそうで怖いな」と思う方もいるかもしれませんね。

すでに世界中で嗜好用・医療用大麻の使用が解禁されていて、大麻合法化は北米、南米、ヨーロッパ、中東、アジアとほぼ全ての大陸・地域で合法化が進んでいます。

アメリカでは半数以上の州で解禁、アジアでは韓国でも医療用大麻が解禁されました。

日本でもこれから医療用大麻「エピディオレックス」の治験が始まるらしいですね。レノックス・ガストー症候群やドラべ症候群があり、その発作の治療に適応されるそうです。

エピディオレックスは大麻由来のカンナビジオールを主成分としており、難治性のてんかん治療薬として米国で2018年、欧州で2019年に承認されているものの、大麻取締法により日本国内で取り扱いが禁止されている成分です。

 

CBD(カンナビジオール)はTHC(テトラヒドロカンナビノール)と異なり精神的な作用を引き起こさず、セラピー効果が期待できるカンナビノイドであることが注目されているのです。

現在世界に市場が爆発的に広がっています。それだけ安全でさまざまな効果が期待されているという証に他なりません。

 

CBD自体は合法なのでなんの問題もなく日本国内で使用できます。

 

CBDの効果は?

CBDは、THCとは異なり精神活性作用を有さず、THCの精神活性作用を打ち消すのに役立ちます。

CBDの治療可能性に対する科学界からの関心が高まっています:それはすでに多くの健康問題の治療のために、いくつかの科学的研究で使用されており、今ではいわゆる「治療用大麻」の主な要素の間で認識されています。

カンナビジオール(CBD)は、すでに存在し、私たちの体に所在しているいくつかのメカニズムを調節します。

本質的に、私たちの体に不均衡または代償不全が起こると、カンナビジオール(CBD)によって提供される変調 – 例えば、免疫系または炎症過程に間接的に作用する – は、元のバランスを回復する傾向があります。したがって、カンナビジオール(CBD)は、疾患または外傷によって引き起こされるヒトエンドカンナビノイド系の破壊の間接的な調節を伴う。

引用:エネクタ社「what is the CBD

要は抗炎症作用があったり、人間の体を健康的に保つために元々備わっているシステム「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」の働きを調整してくれたりするのです。

たとえば、免疫異常が起きていたらそれを抑えてくれたりするなどですね。

 

実際スポーツ界ではハードなトレーニングや試合の時などに使われていたり、一般の方には不眠で悩んでいるとか精神的に落ち着かないとか不安を抱えている方、病気のせいで痛みが強く眠れなくて困っている方など、幅広い使い方がされています。

 

 

当院で扱っているネイチャーカン社のCBDマッサージオイル(皮膚に塗る)

 

当院のお客様にもかなり好評です。

 

当院で扱っているアルペントル社のCBDオイル(飲用)

(写真は2000㎎)

朝飲んだり、コーヒーに入れたり、就寝前におススメです。

他社と比較してみて苦味を殆ど感じることもなく、えぐみもほとんど感じないのが個人的には好感触です。

 

他にもグミやチョコレートなどの食品(エディブルと呼ばれます)やメンソール成分の入ったバーム(肌に塗るクリーム)、たばこのように吸う製品(ヴェポライザー等も存在します。(現在当院での取り扱いはありません。)

 

安全性は?

文献に発表された130以上の論文のレビューでは、高用量のCBD(最大1500mg /日)でも重大な副作用はないと報告されています。

2018年に発表された世界保健機関(WHO)の報告書では、一般的に人間の健康に重大な悪影響はなく、CBDには医療用途があることを示されています。

WHOの報告によると、CBD(カンナビジオール)は優れた安全性を備えており、人間と動物の忍容性が良好です。

さらに、報告書によると、CBDには精神活性効果がなく、身体的依存を誘発せず、公衆衛生への悪影響とは関連していません。 世界保健機関とハーバード大学医学部の研究者によるレビューの両方によって発表された安心感にもかかわらず、近年発表されたいくつかの研究では、いくつかの副作用の可能性を示しています。

引用:エネクタ社「CBD side effects

 

 

というわけで簡単に説明してみましたが、なんとなく伝わりましたか?

私は先日東京で開催された一般向けCBDオイルセミナー(臨床CBDオイル研究会主催)に参加してきました。

私が新型コロナ関連の情報でとても参考にさせていただいている「ナカムラクリニック」の中村先生が参加されているので行ってみました。

当日は満席で、実際に臨床でCBDオイルを使われていてその効果を聞かせていただきました。

てんかん、皮膚疾患、不眠、痛みetc…と、幅広い症状に対応出来ていたとのことでした。

そして栄養療法も実践されている先生方たちでしたので、栄養面で充実させていくとより良い改善が期待できるという印象でした。

これから研究が進み、臨床例の報告が広がって有用性が認知されていくのを期待したいです。

 

さいごに

いろいろな広告で「〇〇するだけで驚きの効果が!」とかいう文字が踊りますが、根本的に改善したいならそもそもの生活習慣を見直して改善しないとあまり意味はないと個人的には思っています。

しかし打つ手無しの状態と思われていた方にCBDが効いたりする場合もあるし、生活に取り入れると心配事が減って生活が楽に感じるということもあるかと思います。

 

危険性が無く有用であるなら、生活に取り入れてみるとより生活が豊かに感じられると私は思います。

興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか?

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP