症例のご紹介 50代男性 歩けない程のお尻の痛みその1

症例のご紹介をします。

 

50代男性。

仕事は肉体労働で昔から慢性的な腰痛を感じているが、今回急に右のお尻のあたりに痛みを感じるようになり歩くこともままならない状態だったのでご紹介での来院。

お尻の痛みのきっかけは特に覚えていないとのこと。

 

他には、右腕に力が入らず重いものを持ち上げられない。

右腕が伸びない、力が入らないので肩から上に物を持ち上げられない。

膝をつき、腕立ての姿勢をとってもらうと、肘が直角になったあたりで止まる。

ここ数年で右腕・右足ともに筋肉が痩せていっている。

健康診断は毎年受けていて、特に問題なく過ごしているそう。

アルコールは多飲ではないが毎日飲む。

 

 

筋肉の痩せは病気を疑いました。

筋萎縮性側索硬化症は全身の筋肉が痩せていく病気。

多発性筋炎は筋肉の 炎症 により、筋肉に力が入りにくくなったり、疲れやすくなったり、痛んだりする病気。

神経原性筋萎縮の多くは末梢神経の障害(ニューロパチー)により生じ、これにも外傷や圧迫によるもの、炎症性のもの、遺伝性のものなど多様な原因がある。

専門のお医者さんで血液検査をしていただくのが得策かも。

 

しかし、今目の前にちゃんと歩けないほど痛がっている方が居る。

医者ではないので診断は出来ませんが、末梢神経の障害だったとしたらモルフォセラピーである程度改善は望めるかもと思い、様子を見ながら慎重に施術をさせていただきました。

 

脈は特に問題ありませんでした。

からだを見ていくと、脊柱のズレは多数。

特に下部頸椎と胸椎12番あたり、腰椎、仙椎に強いズレ。骨盤も結構ズレていました。

お尻の痛い部分を触れると右尻だけペッコリ凹んでいました。

仰向けで私がふくらはぎを掴むと右側が特に痛む。

お腹は圧痛点は無いが、みぞおちの辺りが固い。

うつ伏せでは右太ももを人差し指で軽く押すと、とても痛む。

こういう状態でした。

 

まずは座って骨盤、仙骨の矯正からスタート。

鼠径部には太い血管が通っているので、骨盤がズレていると周辺組織も捻じれて血管が圧迫され巡りが悪くなるのです。

そして頸椎1,2番と後頭骨の矯正。

ここまでの流れで全体的なズレ、傾きを大まかに修正。

 

そしてうつ伏せで腰椎・仙椎の矯正。

骨の反発が強く入れてもズレやすいので、矯正位を保ったまま手を止めて骨が定着しやすいようにしました。

胸椎12番周辺もズレが強い。

ここの高さには横隔膜があり、動脈・静脈・リンパ管などが貫通しています。組織が捻じれるとこの血管も一緒に捻じれることが想像できます。

そうすると足の方に行った血液がちゃんと心臓に戻れないし、足の方にも血液が行き辛い、リンパ液の流れも悪くなって老廃物が溜まりやすい事も考えられますね。

なので下部胸椎も矯正します。

緑色のがリンパ管です。

 

水色表示が横隔膜。真ん中にあるのが動脈&静脈。

 

一通り施術して立って確認してもらうとお尻がまだ痛いとのこと。

右尻に触れてみると、施術前より明らかに筋肉がふっくらして神経が通ってきているのがわかりました。左右差が感じられない程の筋トーヌスの回復。

仙椎3番にテーピングで痛みは感じなくなったので、足とお尻は初回はここまで。

 

腕は膝をついて腕立て伏せの姿勢を取ってもらいながら(腕に荷重をかけてもらう)矯正。

これを腕を徐々に伸ばしながら繰り返すと、完全に伸びきるところまでいけました。何度も屈伸させてみましたが「全然大丈夫」との事。

施術後は食事についてのお話をし、次回の予約を取って帰られました。

 

 

重量物を持つ仕事だとすぐに症状が戻る心配がありますが、繰り返しの施術で気にならないところまで追い込みたいところです。

うま味調味料、精製塩などを使われているようでしたので、なるべく添加物は使わず海の塩や岩塩などを使うとミネラルも摂取できて良いです、とお伝えしました。

汗をかいたり、アルコールの多飲では炎症を促進させてしまったり、マグネシウムや亜鉛の消費も増えるので塩には気を使いたいところです。

ちょっと氣を付けると良い変化が得られることもあります。

大事な体のためにちょっと調べて、ちょっと変化させてみましょう!!

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