腸漏れからの遅延性アレルギー

前回は「小麦のグルテンによる腸漏れからの全身慢性炎症」のお話でした。

今回は「腸漏れ」のお話の続きを。

 

 

腸漏れ=リーキーガット症候群は大豆イソフラボンでも起こるので、小麦や発酵してない大豆食品を常食している方は気を付けた方が良いでしょう。

 

頭痛、めまい、うつ、イライラなどの精神神経症状、肩こり、慢性疲労などアレルギーと関係なさそうな症状も、小麦や大豆を食べて数時間~数日後に現れる遅延性アレルギーとして引き起こされたりします。

 

なので毎年花粉症に悩まされている方はパン、麺類、お菓子、清涼飲料水など糖の多い飲料(一時期流行った乳酸菌飲料も果糖ブドウ糖液糖がたくさん)、フルーツジュース、アルコール極力減らしてみましょう。

2週間は抜いてみると違いが出てくるようです。

 

そしておかずより白米を沢山食べる、麺類などで簡単に食事を済ませるのが習慣になっている方は、脳の報酬系を刺激してしまい必要量以上に食べたり、タンパク質の摂取量が少ない傾向にあります。

タンパク質の少ない食事は

筋肉量の低下・肥満・集中力低下・むくみ・消化器の能力低下・疲れやすい・貧血・免疫力の低下・うつ・自閉症・てんかん・多動・ADHD

など様々な症状が指摘されています。

 

例として野菜を全体量の半分に、タンパク質と全粒穀類を1/4ずつ、という感じでしょうか。そこに果物を追加。

何らかの症状が出ている方が早く改善したい場合、良質なタンパク質や脂質が数年~数十年に渡って不足していることも考えられるので、調子を見ながらタンパク質、脂質を多く食べるようにしても良いと思います。

間違っても添加物、化学調味料たっぷりの食品は食べないように。意味がないどころか逆効果です。

 

というわけで、アレルギーの原因は腸にあるかもというお話でした。

 

花粉症とグルテン

花粉症の時期はとっくに過ぎてしまいましたが、グルテンが起こすアレルギーのお話。

 

花粉症になっている人でハウスダスト、ダニアレルギーも併発してる人が多いようですね。そして低年齢化もしているとの話もあります。

結局、花粉やハウスダスト、ダニはトリガーであって原因ではないような気もします。

タバコを吸っていると花粉症になりにくいという説もあったりしますが、私も以前私も花粉症に悩まされていました。

20代半ばのある日突然目がかゆくなり、鼻水もドバドバ。

それから毎年花粉症の時期になるとティッシュが手放せませんでした。

で、ずっとタバコを吸っていましたが29歳ぐらいでタバコを止めました。

そしたら花粉症がピタッと収まりました。

真逆ですね(笑)。

 

もちろん非喫煙者でも花粉症の方もいますよね。

私の場合、タバコはトリガーだっただけな気が。(添加物がメチャクチャ多い)

 

 

アレルギーには腸内環境の方が影響が大きいということが言われています。

砂糖グルテンが悪影響を与えるようです。(そういえばトラック運転手時代は昼飯はいつも手軽に済ませられるからと惣菜パン&菓子パンやカップ麺だった気が…)

グルテンとは品種改良された現代の小麦に含まれ、モチモチとした食感を生み出すのに必要なもの。

それが腸に悪影響を及ぼすのです。

腸に入ったグルテンは腸壁の隙間に入り、腸管に穴を開けいわゆる腸漏れ(リーキーガット症候群)を引き起こします。

腸に穴が開くと腸の内容物が腸から出て血流に乗り、全身を駆け回ります。そうすることで全身慢性炎症状態を引き起こすのです。

 

炎症を起こすと体はどうなるか?

 

内臓に炎症が起きれば硬くなりがんの原因になったり、筋肉も硬くなり痛みを起こしたりします。

全身が硬くなれば血流不足になるし、血管も炎症を起こせば硬く、脆くなりますね。

動脈硬化に繋がる可能性があるわけです。

 

そしてグルテンには空腹感に関連するホルモンを活性化する特性があるので、食べるとさらに食べたくなります

もうこれは依存性ですね。だから止めたくてもなかなか止められない

 

輸入小麦はグリホサート系の残留農薬が高い数値で発見されている報告もあるので避けたいですね。

そして厄介なのがグルテンは遅延性アレルギーを起こすと言われています。

この遅延性アレルギーは、食べてすぐではなく数時間~数週間経ってから不調が出たりするので原因が非常に分かりづらいのです。

 

私もよく食べていたので、わざと”小麦の害についての記事”を調べて読み、頭に「グルテンは良くない」と刷り込みました(笑)。

パートナーがいたり家族と一緒に生活しているなら、知識・認識を共有していくのが近道ですね。

食べちゃったらそれは仕方がないことなので、できるだけやってみましょう。

 

ただ我慢するだけではキツイので、【置き換え】が楽に実行できる方法の一つ。

甘い物が食べたい欲求がよく起きる方はタンパク質、マグネシウムが不足している可能性があるのでしっかり補給する必要があるかもしれません。

ゆで卵やナッツ類、プロテインなどを取り入れると足らない栄養素を補給できるし、口さみしさも幾分楽になるかと。いろいろな食材をローテーションで食べるとアレルギーを起こしにくいでしょう。

マグネシウムは「そばのひ孫と孫は優しい子かい?納得」のゴロで覚えてみましょう。

 

甘い物やアルコールをいつも口にしている人は亜鉛やビタミンBも不足しているかも。

 

亜鉛の多い食材

 

 

ビタミンBが多い食材

 

グルテンを含まない古代小麦を使った製品もあるのでそういうものを選んでも良いかもしれませんね。(セリアック病などの方には不向き)

興味を持って調べてみると、今まで知らなかった世界が見えてくるでしょう。

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